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自己資金0での開業はできる?できない?上手くいかせるためのコツとは

経営コラム

自己資金0での開業はできる?できない?上手くいかせるためのコツとは

開業にあたり、大きな課題となってくるのがやはり「開業資金の問題」です。ここではこの「開業資金」に注目をして、「開業資金0での開業はできるか」について解説していきます。

自己資金0での開業はできる?できない?上手くいかせるためのコツとは

開業資金は、当然にあればあるほど良い

「すべてを一括購入で賄わず、ローンを組んだ方が良い」「手元に現金(預貯金)がある状態の方が良い」などと言われることは多いといえますが、それでも、開業資金は潤沢にあればあるほど良いものだといえます。開業資金が潤沢にあればそれだけ設備や治療機器にもお金をかけることができますし、人を雇い入れたり、サポートを受けたりすることも容易になります。

また、何よりも大きいのは、「当座の運転資金を確保できる」ということです。
開業に踏み切った場合、経営を軌道に乗せるためにはある程度の時間がかかります。一般的に、開業においては、「半年間ほどの間、無収入であったとしても、クリニックを運営して行けるだけの資金があることが望ましい」といわれています。もっと余裕を見たいということであれば、7か月~1年ほどの間の運転資金を用意しておくのが望ましいでしょう。
クリニックの開業においては、2000万円程度の自己資金があれば良いと言われています。

ただ、開業資金(自己資金)がまったくのゼロであっても、開業に踏み切ること自体は可能です。
なぜなら開業資金(自己資金)が少なくても、融資を受けること自体はできるからです。

開業資金がゼロでも開業したい! その方法とは

ここからは、「開業資金(自己資金)がゼロでも開業したい!」と考える人に、それを実現するための方法をいくつかお伝えします。

自己資金0での開業はできる?できない?上手くいかせるためのコツとは

1.事業計画はしっかりと
開業資金(自己資金)がまったくのゼロであっても、きちんと事業計画を練っていさえすれば、金融機関からの融資を受けられる可能性は高いといえます。ただ、この事業計画書は、当然実効性のない絵空事のようなものであってはならないため、地に足がついたきちんとした事業計画書でなければなりません。

2.節税と、助成金および補助金の利用を考える
また、開業当初からしっかりと税金対策を行っておくことも必要です。
どのようなところでどのような運営をしているかによっても異なりますが、徴収される税金の額は決して少ないものではありません。そのため、開業当初から専門家に相談して節税に努めましょう。
また、合わせて考えたいのが、「助成金・補助金」です。開業にあたり利用できる助成金・補助金は積極的に利用していきましょう。

3.集客は何よりも大事
クリニックという医療機関であっても、開業後には「顧客の確保」が当然に求められます。
そのため、開業にあたっては、「自院の売りはどのようなものか、それを打ち出すにはどうしたらいいのか」「人が来やすい立地であるか」「人が通いやすい時間帯に、クリニックが運営できるか」を考えておく必要があります。

なお、最後の「人が通いやすい時間帯にクリニックを運営できるか」については、その土地の特性も見なければなりません。たとえばビジネス街にあるクリニックと、ベッドタウンにあるクリニックでは、当然、これは異なってきます。

開業資金(自己資金)がまったくのゼロであっても、開業することは可能です。ただし、開業資金(自己資金)がゼロの状態でクリニックの経営を行っていくためには、さまざまな乗り越えるべきハードルがあります。そしてこのハードルを、特に知識のない人が独力で乗り越えていこうとするのはなかなか大変です。

そのため、そのような場合は、弊社のようなクリニック開業サポートができる専門業者にご依頼いただくことがおすすめです。

存続できる医院にするために

ご自分のクリニックで思いどおりの医療を提供できるようになるのはこの上なく幸せなことだと思います。 独立してからのクリニック運営には細かいところで面倒やリスクがつきものですが、 正しいやり方で運営する限り何も心配することはございません。