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開業してからわかる、実は大変だったこと

経営コラム

開業してからわかる、実は大変だったこと

医師の働き方は多種多様であり活躍の場もさまざまですが、そのなかでも、「開業するか」「そのまま勤務医として続けるのか」の決断は、非常に大きく活躍の場の変化をもたらすものだといえます。

金銭面のプラスだけを考えれば開業した方が良いとはいえ、「開業医には、勤務医時代とは異なる大変さがあること」は知っておくべきです。 それについて紐解いてまいりましょう。

 

 

■ 大変になるのは「自分自身の医療レベルの維持」

 

社団法人日本医師会が定例記者会見で発表したデータでは、「開業医になってからの方が大変だったこと」の2位に、「自分自身の医療レベルを維持することが大変だった」が入っています。

 

もっともこの回答は、「勤務医時代の方が大変だったこと」においても4位に入っていますので、医師という職業の普遍的な悩みであるといえるでしょう。ただしパーセンテージには30パーセント近い開きがあり、開業医のほうがより深刻な問題としてとらえられているというデータになっています。

 

■ もっとも大きな負担は「書類作業」

 

「自分自身の医療レベルを維持することが大変だった」が2位に入っていることは、すでに述べた通りです。では、1位は何なのでしょうか。

 

これは、「レセプトを作ったり、確認したりすること」です。そして3位には、「レセプト以外の書類を作ること」が入っています。「開業医になってからの方が大変だったこと」の、実に1位~3位までのうちの2つが、この「書類作業・書類関係」になっているということです。 特に1位の「レセプトを作ったり、確認したりすること」は52.2パーセントと、50パーセント越えを記録しています。2人に1人以上がこれを「大変だったこと」に挙げているわけです。

 

対して、この項目は、「勤務医時代の方が大変だった」の方ではまったく数字を伸ばしていません。一応、50人中で3人程度は「勤務医時代の方が大変だった」と答えてはいるものの、「診療面での負担」を比べた項目としては最低の集計数となっています。

 

■ 「管理面」では特に数字の差が大きい

 

この資料では、「管理面についての大変さ」も比較して統計をとっています。 これに関しては、すべての項目で、「勤務医時代よりも開業医時代の方が大変だった」とされています。 特にスタッフの採用に関しては65.1パーセントが「勤務医時代よりも大変だった」と答えています。また、その教育や評価を苦慮している声も、45パーセントを超えています。

 

病院で使う機器のメンテナンスや経理、官公庁や税務署への届け出が大変だったという声も、すべて40パーセントを超えています。

 

意外に思われるかもしれませんが、「経営面」「資金繰り」は、両方とも30パーセントを超えているものの、書類作業や機器の話、スタッフに関することより下位の順位になっています。

 

出典:社団法人日本医師会「開業動議と開業医(開設者)の実情に関するアンケート調査」

 

■ 開業医には「医療以外のこと」を考える大変さがつきまとう

 

上記のデータからも分かるように、開業医には、「医療以外のこと」を処理する大変さがつきまとっています。

 

レセプトやほかの書類作業、あるいは医療機器のメンテナンスは、勤務医であったときには担当者に一任できる場合も多かったでしょうし、スタッフの育成には関わっていた方であっても、その責任を背負い込むことほどの精神的負担は無かったはずです。

 

開業医になって「自由にできること」「自分自身が決定権を持っていること」は、自身の理想を追求できる反面、全ての面倒なことも含めて自分が最終判断をしなければならない責任を負っています。

 

弊社は「医師は医療に専念すべき」という理念のもと、開業後の医療以外のことに対して、様々な支援を行っております。全てを抱え込まず、必要に応じてコンサルティングを利用して役割分担を検討されてみてはいかがでしょうか。お困り事がありましたら、遠慮なく弊社へご相談下さい。

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ご自分のクリニックで思いどおりの医療を提供できるようになるのはこの上なく幸せなことだと思います。 独立してからのクリニック運営には細かいところで面倒やリスクがつきものですが、 正しいやり方で運営する限り何も心配することはございません。