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独立によるメリットを金銭面以外の側面から解説

経営コラム

独立によるメリットを金銭面以外の側面から解説

前回のコラムでは、「独立することのデメリット」に焦点を当ててお話をしてきました。 今回は逆に、「独立によるメリット」について解説してまいりたいと思います。

 

 

■ 開業医と勤務医の違いとメリットの概要

 

開業医と勤務医の比較をするとき、必ず出てくるのが年収の話です。 本コラムでもたびたび取り上げているように、 (一部の例外はあるものの)開業医は勤務医以上の収入を得ることができます。 法人の開業医も個人の開業医であっても、勤務医の1.7倍程度の収入を得ており、その年収は平均で2,500万円近くにもなります。

 

まず独立を志す際の最大のモチベーションは年収アップなのは間違いないのですが、ここではあえて「金銭面以外のメリット」について解説していきます。理由は、お金には興味がない(モチベーションではない)という方こそ、独立するメリットが多いからに他なりません。

 

金銭面以外においても、開業医として働くことには下記のような様々なメリットがあります。

 

・自分の目指す医療を提供できる
・人間関係のあつれきが少ない
・自分の裁量で仕事ができる

 

それぞれ解説してまいりましょう。

 

出典:厚生労働省 「勤務医の給料」と「開業医の収支差額」について

 

 

■ 開業医として活躍する場合の、金銭面以外のメリット

 

開業医としての働き方は、勤務医としての働き方とはまったく異なります。そしてその「働き方の違い」が「開業医のメリット」にも関係してきます。

 

・自分の目指す医療を提供できる

開業医であれ勤務医であれ、「患者様の命と健康を守るために動く」という基本理念に変わりはありません。 しかし勤務医の場合は、どうしても「勤め先の医療機関のスタンス」に依存してしまうことになります。 その点、開業医ならば自分の目指す医療・自分の理想とする医療を、患者様に提供しやすいといえます。

 

たとえば「地域に根差した医師となりたい」「地域貢献を一番に考える医師になりたい」「IT化を促進して、患者様にとってストレスのない診療体制を作りたい」などのような取り組みも、開業医ならば取り組みやすいといえるでしょう。

 

・人間関係のあつれきが少ない

勤務医の場合、良くも悪くも「上司や同僚とのつながり」に翻弄される傾向が強くなります。人間関係は時に自分を助けてくれるものであるため一概に否定されるべきものではありませんが、それでも、トラブルを含めたあつれきに疲れ切ってしまった人もいることでしょう。

 

しかし開業医になれば、このような「人間関係のあつれき」はかなり少なくなるといえます。 もちろん、スタッフとの関係を良好なものにするための姿勢は求められますし、患者様からの訴えにもきちんと向き合わなければなりません。 しかし「上司」のいない生活を送ることができるため、人間関係のストレスから解放されやすいといえるでしょう。

 

・自分の裁量で仕事ができる

勤務医時代に急な呼び出しや無理難題に悩まされたことのある人も多いのではないでしょうか。仕事に忙殺されてしまい、プライベートな時間をなかなか確保することが難しかった人もいることでしょう。 しかし開業医の場合は、自分で「診療時間・診療日」を決めることができます。急患が飛び込んでくる可能性は否定できないものの、基本的には「自分が決めた診療時間、自分が決めた診療日」になるため、自分や家族との時間も作りやすくなります。

 

また、国立病院や多くの場合は「65歳を定年とする」としています。引退後に民間の病院で非常勤として働くこともできますが、開業医の場合は「自分の病院で、自分が健康なうちはずっと働き続けられる」というアドバンテージがあります。 つまり、開業医の場合は定年後に再就職先に困ることはなく、自分の置かれている状況を考慮して、何歳まで働くかを判断できるのです。

 

この「働き方を自分で選べること」のメリットは、単純に「プライベートの時間を確保できること」「定年という概念から解放されること」だけにとどまるわけではありません。 「自分の裁量で仕事ができること」がモチベーションとなり、情熱とやりがいを持って仕事に向き合いやすくなるというメリットもあるのです。

 

今回は独立のメリットについて解説いたしました。独立するメリットは魅力的ですが、前回のコラムのようにデメリットもあります。リスクを最小化して独立を検討したいという方は、ぜひ弊社へご相談ください。

存続できる医院にするために

ご自分のクリニックで思いどおりの医療を提供できるようになるのはこの上なく幸せなことだと思います。 独立してからのクリニック運営には細かいところで面倒やリスクがつきものですが、 正しいやり方で運営する限り何も心配することはございません。