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自由診療導入の成功率を飛躍的に上げる方法

経営コラム

自由診療導入の成功率を飛躍的に上げる方法

日本医師会総合政策研究機構の『2021年 有床診療所の現状調査』によると、有床診療所においては30.5%が赤字という調査結果になりました。前年度の30.2%と比較しても少し悪化しており、医療機関の赤字が常態化している現実が浮き彫りになってきています。

▼日本医師会総合政策研究機構
https://www.jmari.med.or.jp/download/WP461.pdf

医療機関の経営が難しい理由として、
(1)医師は経営者ではない
(2)人件費や医療設備の高コスト
(3)集客や差別化が難しい
(4)医療機関は公共サービスであるため、経営効率を追求しにくい
という点があります。

自由診療の導入を経営のカンフル剤にしたいとお考えの医療機関は数多いです。自由診療を導入することはプラスの側面とマイナスの側面を孕んでいるため、失敗してしまうケースも多く見受けられます。今回は自由診療導入の成功のポイント3つを解説いたします。

(1)将来的な売上を考慮した設備投資計画

新しい設備の導入により医療の質を高めたり、患者様を増やすきっかけを作ったりする投資は、自由診療においても必要となります。しかし安易に最新で高額な設備に投資すれば良いというわけではありません。

まず注目すべきポイントは、「この設備を導入することで、数年後にどれだけの売上と収益を見込めるか」を計画してから導入することです。導入する目的、導入で期待する効果、集客や売上への寄与度を長期的に検討しておかねば有効的な投資にはなりません。

次に、医療機関のターゲットや患者様のニーズに合っているか否かも重要なポイントです。特に新しく導入する治療や自由診療の領域においては、医師が良いと思っていても、社会的ニーズ(開業されているエリアや患者様の年齢など)とマッチしていなければ、想定している効果が期待できない場合があります。数年先を見据えたうえで、患者様のニーズを正しく判断する視点が求められます。

(2)広告宣伝

医療機関で広告や宣伝というと、商業的と敬遠してしまったり、チラシや看板などといった、昔ながらの手法を思い浮かべる方が多いかもしれません。しかし自由診療の多くは、インターネットによる宣伝が効果的です。なぜなら、患者様の多くはインターネットを活用して、自分の行動範囲のエリアで、自分が悩んでいる問題に対して解決してくれそうな医療機関を探しているからです。

インターネットによる広告宣伝を行わないということは、知ってもらうチャンスが少なく、患者様との接触機会を損失している可能性があります。アナログの手法に例えると、店舗看板も立てずに医療機関を営業しているようなものでしょうか。特に自由診療においては、ターゲットは近隣住民に限定されない場合が多く、インターネットを活用した戦略と集客手法を考える必要があります。

(3)患者様にリピートしてもらう

医療サービスとして考えると、患者様がリピートしないことが理想的であり、素晴らしい治療を行うほど、リピートされにくいというジレンマがあります。しかし、予防医療やQOLの向上という観点で考えると、繰り返し来院いただけることに必要性が生まれます。

つまり、医療の質を上げることがリピートにつながるのではなく、リピートしてもらえる仕組みを作る戦略が必要ということです。治療に満足してもらえれば、新たなサービスに対しても積極的に検討してもらえ、より患者様の健康に貢献できるようになります。

自由診療を導入する場合、予防医療やQOLに対する考えや治療方針を明確にして、医師やスタッフで意識統一をしておかねば、本来の趣旨とは異なって伝わってしまい、患者様からの心象を悪くしてしまうケースもあります。

自由診療は、通常の医療とは全く違う戦略が必要であるだけでなく、設備導入など初期投資の負担も大きくなるため、弊社のようなコンサルタントへ相談することをおすすめいたします。収益を改善したい、安定化させたいという医療機関においては、新たな戦略も必要になりますので、自由診療のことはお気軽にご相談ください。

存続できる医院にするために

ご自分のクリニックで思いどおりの医療を提供できるようになるのはこの上なく幸せなことだと思います。 独立してからのクリニック運営には細かいところで面倒やリスクがつきものですが、 正しいやり方で運営する限り何も心配することはございません。